Web Gallery Professional からのログ変換
概要
Web Gallery Professional Ver 2 からデータを移行することができます。ただし、以下の点に注意してください。
- もともとfreo側に何らかのデータが登録されていた場合、それらは削除されます。
- Web Gallery Professional で登録した記事は、エントリーとして扱われます。
- 記事のアイコンやミニ画像、投稿者のホスト情報など、失われる情報があります。
- アップロードファイルは、添付ファイルではなくメディアとして扱われます。
- 移行完了後、記事本文のリンク先や記事の分類など、ひととおり見直すことをお勧めします。
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詳細
ダウンロード
以下のリンクから変換ツールをダウンロードできます。
準備
まずは Web Gallery Pro の、すべてのデータをバックアップしてください。次にあらかじめ、freo の設置URL・利用するデータベース・ユーザー名・記事分類を決めておきます。
- 設置URLは、例えば
http://www.example.com/freo/
のような値です。Web Gallery Pro と同じ場所に設置しなおすのも大丈夫です。 - データベースについてよく解らなければ、SQLiteを使用してみてください。
- ユーザー名は管理ページへのログイン時などに利用される値で、freoのセットアップ時に設定できます。ユーザー名は任意の半角英数字が利用できます。
- 分類は Web Gallery Pro の時と同じ分類方法でも大丈夫ですが、freo は無制限の階層化と複数分類に対応しているので、この機会に分類しなおしてもいいかもしれません。(ただし、複数分類の割当は手動で行う必要があります。)
ログ変換ツールの設定
convert.lzh
を解凍すると作成される convert.cgi
をエディタで開き、Perlのパスをサーバーに合わせて設定します。さらに、環境に合わせて各設定項目を編集します。
- 「出力先ファイル」は、変換後のデータが書き出されるファイルです。特に変更する必要はありません。
- 「データベースの種類」は、freo でSQLite3かSQLite2を使うなら
sqlite
、MySQLを使うならmysql
と設定します。 - 「データベースのテーブル名のプレフィックス」は、データベースのテーブル名の先頭に追加される文字です。特に変更する必要はありません。
- 「ユーザー名の置換」は、「Web Gallery Pro でのユーザー名」と「freo でのユーザー名」をセットで記述します。置換の必要が無ければ、どちらも同じユーザー名を記述しておいてください。
「Web Gallery Pro でのユーザー名」は、普通に設置すればadmin
になります。ユーザー名を変更したり複数ユーザーを作成したりしている場合、適宜変更してください。「freo でのユーザー名」は、「準備」で決めた値を記述します。 - 「テキストの置換」は記事内の文字やアップロードファイルのURLを置換する設定です。数箇所ある
http://www.example.com/gallerypro/
の部分を Web Gallery Pro のURLに、http://www.example.com/freo/
の部分を「準備」で決めた freo のURLに変更してください。また、必要に応じて置換したい文字列を追加することもできます。 - 「分類の置換」は、必要に応じて設定します。分類は「Web Gallery Pro での分類」と「freo での分類」をセットで記述します。「Web Gallery Pro での分類」は、各記事に表示されている分類です。階層化されている分類は
::
で連結します。「freo での分類」は、「準備」で決めた分類をもとに任意の半角英数字を記述します。この値を使って、freo設置後に「管理画面 → エントリー → カテゴリー管理」でカテゴリーを登録してください。
ログ変換ツールの設置
gallery.cgi
と同じディレクトリ内に convert.cgi
をアップロードし、パーミッションを705
に設定します。
さらに、同じディレクトリ内に gallery.sql
というファイル作成し、パーミッションを606
に設定します。gallery.sql
の内容はカラで大丈夫です。
ログ変換
ブラウザから convert.cgi
にアクセスします。
「データの変換が完了しました。」と表示されれば成功です。gallery.sql
にデータが書き出されているので、FTP経由でダウンロードします。
freoの設置&設定
freoを設置します。セットアップ時のユーザー名は「準備」で決めたものを使用してください。設置完了後、カテゴリーは、「準備」で決めたものを管理ページで登録しておきます。エントリー・コメント・トラックバックは、この段階では登録しません。
Web Gallery Pro の data/upfile/
内にあるファイルを、freo の files/medias/gallery/
内にアップロードします。files/medias/
内に gallery
ディレクトリは存在しないので、手動で作成してパーミッションを707
に設定します。また、files/medias/gallery/
内にアップロードしたファイルのパーミッションを606
に設定します。
Web Gallery Pro の data/thumbnail/
内にあるファイルを、freo の files/media_thumbnails/gallery/
内にアップロードします。files/media_thumbnails/
内に gallery
ディレクトリは存在しないので、手動で作成してパーミッションを707
に設定します。また、files/media_thumbnails/gallery/
内にアップロードしたファイルのパーミッションを606
に設定します。
次にfreo管理者ページにログイン後、管理メニューから「プラグイン」→「インポート」を選択し、変換ツールで書き出した gallery.sql
をインポートプラグインで読み込みます。「○のSQLが実行されました。」のように表示されれば成功です。
これでログ変換は完了です。問題が無いか、登録内容をひととおり見直してください。不明な点があったりエラーが表示されたりする場合、メールやTwitterなどでお知らせください。